スタッフブログ
2023.07.8
東浦町・大府市・東海市周辺でお過ごしの皆さんこんにちは、横山建装です。
新築で綺麗だった家も長い時を経ると劣化する部分が出てきます。
特に、外壁塗装はおよそ10年周期でメンテナンスが必要になると言われています。
そこで、今回は防水工事が必要な外壁塗装の劣化症状と防水工事の工法についてご紹介します。
外壁塗装の劣化といっても劣化の症状にはいくつか種類があります。
ここでは、代表的な劣化症状についてご紹介します。
1.チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁を指で擦った時に白い粉が付着する現象のことを指します。
外壁に鞄や洋服が触れた時に白い粉が付着して気付くこともあるでしょう。
これは、外壁自体が劣化している状況です。
チョーキング現象の起きる外壁は、塗膜が劣化しているため防水機能が低下してしまっています。
2.ひび割れ
外壁に小さな割れ目を見つけたことがある方もいるのではないでしょうか。
その小さな割れ目が大きくなると建物の耐久性に影響が出るひび割れになってしまいます。
具体的には、ひび割れが深さ5ミリ以上で幅が0.3ミリを超えている場合は早急にメンテナンスする必要があります。
3.シーリングの割れや縮み
シーリングとは外壁同士を繋ぐ役割のもので、外壁に生じた隙間を埋められます。
そのため、シーリングが劣化して割れや縮みが発生していると外壁に隙間が生まれてしまいます。
外壁に隙間があると建物に雨水が浸入してきたり、外壁自体が劣化したりします。
シーリングに割れや縮みが見られる場合は、被害が広がらないうちの早めの補修工事がおすすめです。
4.塗装が剥がれている
外壁の表面が劣化して塗装が剥がれていることがあります。
塗装が剥がれると防水性能が低下して外壁から雨水が入ってくる恐れがあります。
そのため、塗装に剥がれが見られる場合は防水工事をおすすめします。
防水工事には、伸縮性・防水性能の高い弾性塗料が用いられやすいです。
弾性塗料は多少のひび割れがあっても、伸縮性が高いので塗膜で保護できます。
そこで、弾性塗料を使った防水工事について解説します。
まず、外壁材にシーラーを塗ります。
シーラーとは、外壁材と中塗り・上塗りが密着しやすくなる効果があります。
シーラーを塗った後は、弾性塗料を中塗りして上塗りしていきます。
つまり、単層弾性塗装は外壁材の上にシーラー、弾性塗料(2回塗り)が施されるものです。
単層弾性塗装は、比較的安価なうえ弾力性も十分なので一般的な戸建てで用いられやすいです。
複層弾性塗装は、シーラーから弾性塗料を二回塗るところまでは、単層弾性塗装と同様です。
さらにこの上に、色のある塗料を2回塗りします。
合計5回塗りなため、どの工法よりも塗膜が厚く、防水性・耐久性ともに高いです。
しかし、何度も重ね塗りするので費用が高くなってしまいます。
なるべく外壁塗装を長持ちさせたいときにおすすめの工法です。
微弾性塗装は、単層弾性塗装のシーラーを微弾性フィラーに置き換えたものです。
微弾性フィラーとは、シーラーのように下地と塗料を接着する機能がありつつ、それ自体にも弾性があるもののことを指します。
軽いひび割れであれば、微弾性フィラーの効果で埋められるので費用を抑えられます。
防水工事が必要な可能性のある劣化症状はチョーキング現象と重度のひび割れ、シーリングの劣化、塗装の剥がれが挙げられます。
防水工事を実施する際には、主に3種類の工法から希望に沿ったものを選ぶようにしてください。
外壁の防水工事をご希望の方は、お気軽に当社までご相談ください。