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2023.03.10
「雨漏り」といえば、天井から雨水が漏れていることを想像する方も多く、「外壁からも雨漏りって起こるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、外壁から雨漏りが発生するので、原因と修理方法を知っておきましょう。
今回は、外壁から雨漏りする原因と、修理方法についてご紹介します。
1.施工不良
「住宅を建てたばかりなのに雨漏りした」という方は、住宅を建てたときの施工不良が原因として考えられます。
雨水の浸入経路として多いのは、窓枠や換気口などの開口部分です。
窓や換気口を設置するときに、きちんと水が室内に浸入しないように施工されていなければ、雨漏りが発生する可能性があります。
2.外壁の劣化箇所
雨漏りの原因として挙げられる外壁の劣化は、シーリングの割れ・剥がれ、0.3mm以上のクラックなどです。
これらは、外壁材によって劣化の進行スピードが異なります。
特に、耐用年数が短いほど、早い段階で劣化が見られることがあります。
サイディングの耐用年数は以下の種類によって異なります。
窯業系サイディング:7〜8年
金属系サイディング:10〜15年
樹脂系サイディング:10〜20年
木質系サイディング:10年
モルタルの耐用年数は、8〜10年。
タイルの耐用年数は、10〜15年。
このように、外壁材によって耐用年数は異なり、耐用年数もあくまで目安の年数です。
上記で挙げた耐用年数よりも早くに劣化症状が現れる場合もありますし、遅くに現れる場合もあります。
また、メンテナンスの頻度や環境、製品によっても耐用年数が変わることを把握しておいてください。
1つ目は、「増し打ち」です。
既存のシーリングの上から重ねて充填する方法で、既存のシーリングを撤去できない状態にある場合におすすめの方法です。
2つ目は、「打ち替え」です。
既存のシーリングを撤去した上で新たなシーリングを充填する方法です。
「増し打ち」より「打ち替え」の方が、サイディングの継ぎ目などに対する方法としておすすめです。
修理方法は、クラックの現状によって方法が異なります。
軽微な場合は、クラックにパテやシーリング材を充填します。
構造体に影響が出る場合は、建物の耐久性が心配されるので、クラックの根本から補修を行います。
具体的には、壁面を電動カッターでカットし、カット面を綺麗にした上で、プライマーを塗布し、樹脂モルタルを充填します。
今回は、外壁から雨漏りする原因と、修理方法についてご紹介しました。
放置していると、建物の耐久性が低下するため、雨漏りしている場合は、早急に修理しましょう。
当社は、雨漏りの原因となるコーキングのヒビ割れや欠けの修復、防水性を高める塗装などを行いますので、お気軽にご相談ください。