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2022.11.14
コーキングが建物にとってどんな役割を果たしているのかご存じでしょうか。
これは建物のほんの一部でしかありませんが、建物を保護するという重要な役割を持ちます。
ただし、劣化してしまうと役割を果たせません。
そこで今回は、外壁におけるコーキングの役割とコーキングの劣化具合について紹介します。
コーキングとはシリコンやポリウレタンなどを原料に形成されている樹脂製品のことです。
隙間を埋めることで水や空気を通さない密閉状態をつくる役割を持ちます。
コーキングが用いられている例としては、お風呂場のタイルや浴槽の境目のゴムなどが挙げられます。
1つ目は、ひび割れ防止です。
コーキングは、ゴムのような弾力で伸縮性が高い柔軟な素材です。
外壁の継ぎ目に用いられ、衝撃を吸収することで外壁材を破損させない働きを持ちます。
また、外気の温度差による外壁の膨張伸縮、地震の揺れによる建物の衝撃から外壁を守る役割を持ちます。
2つ目は、防水効果です。
外壁のつなぎ目の小さな隙間から建物の内部に雨水が染み込むことを防いでいます。
3つ目は、外壁等の補修です。
外壁に大きなひび割れが発生した時の補修としてコーキングが用いられます。
コーキングが破損しても内部に水が染み込まないような建物のつくりが基本的ですが、放置しておくと建物の構造体にまで影響する恐れがあるため、早めの補修をおすすめします。
劣化する原因は、紫外線、雨、温度変化、地震などが築年数の経過によって蓄積することで起きます。
コーキングが劣化してしまうと亀裂が生じて外壁のつなぎ目から室内に雨や風が侵入する恐れがあり、雨漏りの原因になります。
また、薬剤が流れ出たり、雨だれが起きたりすることで壁が汚れてしまう可能性があります。
さらに劣化が進むとコーキングの伸縮性が失われ、外壁の保護の役割を果たせない状態になります。
コーキングの耐用年数は比較的短く10年ほどです。
注意点としては、症状が出るまで劣化が進んでいたとしても気づかないことがあります。
その結果、コーキング材のみでなく、建物全体に影響を及ぼしているケースが存在します。
また、外壁だけでなく、窓や屋根に使用されているため、定期的にチェックするようにしましょう。
外壁塗装におけるコーキングの役割とコーキングの劣化具合について紹介しました。
コーキングは外壁のつなぎ目として外壁を守り、防水効果もあります。
コーキングの劣化具合がわかりにくいため、こまめなチェックが必要です。
当社は、長年のベテラン職人が作業しますので、安心してお気軽にご相談ください。