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2022.09.2
リシン吹き付けというものを耳にしたことがあるでしょうか。
リシン吹き付けの外壁は、ヨーロッパ風のオシャレな家で人気がある外壁の仕上げ方法ですが、過去にアスベストが含まれているということで問題になりました。
そこで今回は、リシン吹き付けを行う前に知っておきたい、リシン吹き付けの特徴をご紹介します。
リシン吹き付けとは、モルタル外壁に使われる表面化粧材の1つです。
表面化粧材と聞くとあまりイメージできないかもしれませんが、モルタル外壁の模様と考えてもらえれば分かりやすいでしょう。
そもそも、モルタル外壁にはリシン吹き付けだけでなく、スタッコ、吹き付け工法といった様々な仕上げ方法があります。
リシン吹き付けの特徴としては、ザラザラとした土壁のような仕上がりになることが挙げられます。
また、施工費用が安いことや施工が比較的容易なことから、モルタル外壁の住宅で多く使われています。
次に、リシン吹き付けのメリットをご紹介します。
他のモルタル外壁の仕上げよりも比較的工事費用が安いでしょう。
その理由は、他の工法よりも施工が容易だからです。
リシンガンというスプレーで直接外壁に吹き付けるので、特別な技能は必要なく、施工時間も短いのです。
リシン吹き付けの魅力は、落ち着いた高級感のある風合いになることです。
艶を抑えた塗装をすることが多く、日本家屋の雰囲気にもピッタリでしょう。
リシン材は、通気性が良く湿気もよく通す素材です。
そのため、住宅内の木材の湿気を外に逃し、木造住宅の寿命を長くさせやすいメリットがあります。
しかし、クラックを起こしやすい、汚れが落ちにくい、耐用年数が比較的短めというデメリットもあるため、定期的なメンテナンスが重要になります。
また、リシン吹き付けは、チョーキング現象が起きていることが分かりにくいので、もし判断がつきにくい場合には専門の方に相談するのがおすすめです。
塗装を行う際は、メリットについてはもちろんですが、デメリットも合わせて考えて、総合的に検討するようにしましょう。
今回は、リシン吹き付けの特徴やメリットなどをご紹介しました。
リシン吹き付けは、モルタル外壁の仕上げ材として人気があるものです。
ぜひ今回の内容を参考に、リシン吹き付けを検討してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装に関して、何かお悩みがある方はお気軽にご相談ください。