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2025.12.23
こんにちは、横山建装です!
時間が経過するにつれて発生してしまう緑色のコケや藻。生活する上では大きな支障は感じられないため、ついつい放置してしまっている方もいらっしゃると思います。しかし、コケや藻は成長すると建物の美観を損なうだけでなく、害虫などのトラブルにもつながってしまう可能性があるため、定期的な掃除が大切です。
今回は、外壁にコケや藻ができる原因と予防方法について説明いたします。
◆外壁にコケができる原因は?
外壁に生えるコケや藻は主に、隣家との外壁が近く、湿気が逃げにくい場所やすぐ横擁壁などがあり日当たりの悪い場所に多くみられます。
外壁にコケや藻を発生させないためには、外壁に湿気や水分を蓄積させないようにすることが大切せすが、意外な条件でこの湿気が蓄積されてしまいます。
■日当たり・風通しが悪い
コケは湿った環境を好みます。日光が十分に当たらず風通しが悪い場所は、湿度が上がりやすいため、コケが発生しやすい傾向があります。
①水場が近くにある
池や川などの水場が建物の近くにある場合、周囲の湿度が上がりコケが発生しやすい環境が形成されてしまいます。
②木々や森林が近くにある
コケの胞子はいたる所に存在していますが、特に自然が多い場所に生息しています。そのため、木々や森林が近い場所では、雨や風などによって運ばれてきた胞子が外壁に付着しやすく、コケが発生する原因となります。
③壁の中の断熱材が湿気っている
外壁の塗膜やシーリング材が劣化すると、防水性が失われます。すると、雨水や湿気などによる水分が外壁に浸透して断熱材が湿気り、コケが発生しやすくなります。また、カビやシロアリなどを招くおそれがあるため、注意が必要です。
④コケが発生しやすい素材が使われている
外壁の種類にはさまざまなものが挙げられますが、砂壁のような風合いのリシン外壁やモルタル外壁は、表面の凸凹にコケの胞子が付着しやすく、コケが発生しやすくなります。
■外壁のコケを予防する方法
①コケが生えにくい素材の外壁をえ選ぶ
新築の場合や、外壁リフォームでデザインを一新する場合は、コケが発生しにくいタイプの外壁を選びましょう。金属系サイディングは表面の凹凸が少なく、水分や湿気も溜まりにくいのでおすすめです。凹凸のあるデザインを選ぶ際は、ツヤ有り塗装で仕上げることで、コケの発生を抑えられます。
②外壁周辺の風通しを良くする
外壁周辺の日当たりや風通しが悪い場合、建物の周りの植木や障害となる物を管理して、コケが生えにくい環境を整えましょう。
③コケが生えにくい塗装を行う
外壁にコケが生えにくくする成分を含んだ塗装を施すことも、有効なコケ対策です。光触媒塗料は、太陽光を浴びると付着したコケの胞子を浮かせて、雨水で流れ落とすセルフクリーニング機能を備えています。防藻、防カビ剤が入った塗料は、コケやカビの繁殖を防ぐ成分を含んでおり、塗布した面に効果が期待できます。
外壁に発生したコケは、健康被害を引き起こしたり、建物の安全性や資産価値の低下を招いたりするおそれがあるため、放置せずすぐに対処しましょう。コケの被害を防ぐには、建物周辺の環境を整えて適度な日当たりと風通しを確保する、コケの発生を抑える成分を含んだ塗料を塗布するなど、予防策を実施することが大切です。
次回は、コケ・藻の見分け方とその影響についてお伝えしていきます♪
