スタッフブログ
2024.01.12
東浦町・大府市・東海市周辺でお過ごしの皆さんこんにちは、横山建装です。
自宅や物件の外壁は、私たちの安全と快適な生活を守るために不可欠です。
しかし、時には塗装割れが起こることもあります。
特に品質と安全性を確保するためには、塗装割れの原因を理解し、適切な修理や予防策を講じることが欠かせません。
この記事では、塗装割れの一般的な原因とその対策方法について解説します。
建物の外壁に現れる塗装割れは、多くの原因によって引き起こされます。
ここでは、特によく見られる「ヘアークラック」に注目して解説します。
ヘアークラックは、見た目には軽微な問題に見えますが、長期的な影響を考えると、その対応は非常に重要です。
1:ヘアークラックの特徴と原因
ヘアークラックは、非常に細かいひび割れで、幅は0.3ミリ以下、深さは3〜4ミリまでと定義されます。
主な原因は塗膜の劣化、外壁への物理的ダメージ、環境因子など多岐にわたります。
特に、紫外線や雨風のような自然環境が、外壁の塗装に微細な亀裂を生じさせ、時間の経過と共に悪化することがあるため注意しましょう。
2:初期対応の重要性
一見すると無視できるような小さなひび割れでも、時間が経過するにつれて深刻な問題へと発展する可能性があります。
そのため、ヘアークラックを発見した際には、迅速な対応が不可欠です。
専門家による診断を受け、適切な補修方法を選択することで、より大きな損傷や将来的なコスト増を防げますよ。
3:対策方法
ヘアークラックの補修には、微弾性フィラーの使用が一般的です。
微弾性フィラーは小さなひび割れを効果的に修復し、塗装面の外観を保持するのに役立ちます。
しかし、塗装工事後間もなくしてひび割れが再発する場合は、下地材との相性問題や施工方法の問題のように、別の原因が考えられるため、さらなる専門的な調査が必要です。
もう1つの一般的な問題は「乾燥クラック」です。
乾燥クラックは、特に湿式工法で使用される外壁材において見られます。
1:乾燥クラックの特徴と原因
このタイプのひび割れは、乾燥過程での水分蒸発による素材の収縮から生じます。
特に、素地が完全に乾燥する前に表面に塗装を施した場合、塗膜が収縮に追随できずにひび割れが発生します。
このひび割れは幅が狭いものの、放置すると外壁の保護機能に影響を与える恐れがあるため気を付けましょう。
2:効果的な対策
乾燥クラックに対する効果的な対策は、素地の完全な乾燥を待ってから塗装を行うことです。
さらに、シーリング材の適切な使用や、エポキシ系充填材の注入、微弾性フィラーを利用した下塗りがおすすめです。
3:長期的な保護策
乾燥クラックを未然に防ぐためには、定期的な外壁の点検とメンテナンスが不可欠です。
外壁材の特性を理解し、適切な塗装材料と施工方法を選びましょう。
弾性のある仕上げ材を使用することで、ひび割れを最小限に抑えられますが、これだけで完全に問題が解決されるわけではありません。
塗装後も定期的な検査とメンテナンスが重要です。
塗装割れの主な原因は、ヘアークラックと乾燥クラックです。
それぞれ異なる原因と対策があり、それぞれに適切に対応することが重要です。
初期の発見と迅速な対処、そして長期的なメンテナンスと点検を行いましょう。
住宅のことでお困りでしたら当社までお問い合わせください。