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2023.03.30
最近、私たちの生活に馴染み深くなったソーラーパネル。
自家発電できるというメリットがありますが、ソーラーパネルがあると屋根全体を塗装するのが難しくなるというデメリットもあります。
では、ソーラーパネルを設置している住宅で屋根塗装はどのように行うのでしょうか?
・ソーラーパネルを取り外して屋根塗装を行う方法
ソーラーパネルを取り外すと全体塗装を行えるため、雨漏りなどでソーラーパネルを取り外すときが屋根塗装をする最も適したタイミングです。
また、屋根塗装を綺麗に仕上げたいという方もソーラーパネルを取り外してから屋根全体を塗装をする方が良いでしょう。
とは言え、この場合、屋根塗装の費用に加えてソーラーパネルを取り外す費用も必要になります。
費用は高くなりますが、この機会にまとめてメンテナンスしておきたいという方は全て外してから屋根塗装をすることをおすすめします。
・ソーラーパネルを取り外さずに屋根塗装を行う方法
メンテナンス費用だけでも高額なのに、ソーラーパネルを外すとなるとより費用が嵩んでしまうことから、屋根塗装に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合、ソーラーパネルの部分以外を塗装することもできます。
ただし、最高の仕上がりになるわけではないことを把握しておいてください。
・保証が切れる可能性がある
ソーラーパネルには、システム保証が10〜15年程度、出力保証が10〜25年程度あります。
基本的に保証に関しては、ソーラーパネルを塗装するわけではないので、問題はありません。
ただし、塗装会社がソーラーパネルを壊してしまうと保証が切れる可能性があります。
そのため、ソーラーパネルの設置会社に確認した上で、塗装会社に塗装と一緒に施工前と施工後の写真撮影を依頼することをおすすめします。
どうしても心配な方は、ソーラーパネル設置前か、ソーラーパネルを撤去した後に屋根塗装を行いましょう。
・塗装会社の作業員がソーラーパネルに乗る場合がある
ソーラーパネルがある中で屋根塗装をするのは作業スペースが限られるため、「ソーラーパネルに作業員の方が乗っていても仕方がない」と感じている方は注意が必要です。
本来ソーラーパネルは重量がかかることを想定して作られていません。
そのため、人が乗るだけでソーラーパネルのセルと呼ばれる太陽電池の素子にヒビが入って、ソーラーパネル内部も損傷してしまうので注意してください。
今回は、ソーラーパネルを設置している住宅で屋根塗装をする方法と注意点についてご紹介しました。
費用は嵩みますが、全体塗装を行うことで、屋根本来の耐久性を維持できたり、綺麗な仕上がりになったりするので、ソーラーパネルを取り外してから塗装することをおすすめします。